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canvaで作ったデータはここに注意しよう!

今、巷で話題の無料オンラインデザインツール「Canva」(※有料版もあり)

仕事で趣味で活用している方も多いのではないでしょうか?
そんなCanvaは印刷用データを作成することもできます。

例えば部員募集のチラシを作りたい!イベントのPRチラシを作りたい!など
数多くあるデザインテンプレートの中から素早く作れることも魅力です。

今回はCanvaで印刷入稿データを制作する際の注意点を以下にまとめました。これらを守ることで、仕上がりがきれいでトラブルのない印刷物を作成できます。

1. ドキュメントのサイズ設定

  • 正確なサイズを設定する: 印刷物のサイズ(例: A4、B5、名刺サイズなど)を正確に設定します。
  • トンボや余白の設定: トリミングが必要な場合、仕上がりサイズに加えて塗り足しを設定しましょう。

↑最初にデザインを作成をクリック

 

↑今回は例としてA4と入力。赤丸の部分からチラシの制作をはじめましょう。

 

↑「ファイル」~「設定」から塗り足し領域を表示するを忘れずに

 

2. 解像度

  • 印刷に適した解像度: Canvaで作成したデザインは、画像やテキストが高解像度で表示されるように設定してください。通常300dpi以上が推奨されます。
  • Canvaでは高解像度のPDF(印刷用)を選択するのがおすすめです。

3. カラーモード

  • CMYKカラー: 印刷物はCMYKカラーを使用します。CanvaはRGBカラーモードで作業するため、最終的な色が印刷で若干異なることがあります。印刷業者にデータを送る前に色の確認を行いましょう。

4. フォントと文字の注意

  • フォントの埋め込み: Canvaのフォントは自動的に埋め込まれますが、印刷用PDFでは文字化けしないように確認してください。
  • 文字のアウトライン化: 重要なテキストは画像化やアウトライン化(Canvaでは未対応の場合あり)を検討すると安全です。

5. 画像の品質

  • 使用する画像の解像度: 画像がぼやけないよう、十分に高解像度(300dpi以上)の画像を使用します。
  • ライセンスの確認: Canva内の素材や画像を使用する場合、商業利用可のライセンスであることを確認してください。

6. デザインの余白と配置

  • 安全領域の確保: 文字や重要なデザイン要素は仕上がりサイズの端から3~5mm以上内側に配置します。
  • 塗り足しを忘れない: 背景やデザインが紙の端まで続く場合、塗り足しを3mm以上設定します。

7. 保存形式

  • 印刷用のPDFで保存: ファイル形式は「PDF(印刷)」を選択し、「トリムマークと余白を含む」のオプションを有効にします。
  • 他の形式: 必要に応じてJPGやPNGも保存できますが、印刷用途ではPDFが最適です。

 

↑右上にある共有ボタンをクリックしましょう

 

↑印刷用はCMYKですので間違えないように

8. プルーフチェック

  • 校正: 最終的なデザインは誤字脱字やデザインのズレがないか確認しましょう。
  • 試し印刷: 可能であれば、自宅のプリンターなどで試し印刷をして仕上がりを確認します。

9. 印刷業者の仕様を確認

  • 入稿ガイドライン: 印刷業者によって塗り足しサイズ、解像度、ファイル形式の要件が異なります。必ずガイドラインを確認してください。

以上を意識して制作すれば、Canvaで高品質な印刷物を作成できます!
分からないことがございましたらお気軽に弊社までお問い合わせください。
この記事のアイキャッチもCanvaでつくったものですがあっという間に作れましたよ。
広報活動などを行っている方はCanvaはとてもオススメです。
ぜひ活用してみてくださいね。