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印刷物発注時に必要な6つのこと

チラシやパンフレットを印刷したいと思った時、何を伝えたらいいか分からないという方も多いかもしれません。そこで今回は印刷物発注時に必要なことを簡単にまとめてお伝えします。

1)商品の分類

まず始めに、発注したい商品の分類を決めます。大まかな商品カテゴリーは下記の通りです。

〇チラシ・フライヤー類

〇名刺・カード・ハガキ類

〇パンフレット(折加工あり)

〇ポスター

〇冊子(中綴じ製本)

〇冊子(無線綴じ製本)

〇その他

2)サイズ

次にサイズです。チラシなどの折加工がないものは、そのままのサイズを伝えて大丈夫ですが、パンフレットなどの折加工があるものは、展開サイズと仕上がりサイズを伝えると安心です。

3)用紙

印刷物を発注する時に実は1番悩むのが用紙かもしれません。用紙の種類は無数にあるからです。一般的によく使用される用紙は、上質紙・コート紙・マットコート紙と呼ばれる紙です。

〇上質紙  コピー用紙に近い紙質で、文字を手書きする際によく使用される紙。

〇コート紙  チラシなどによく使用されている、光沢のある紙。

〇マットコート紙  冊子などによく使用される、艶消しの紙。

また種類ごとに紙の厚さの違いがあります。紙の厚さを表現するのに、90k・110k・135kなどといった重さで表現されていますが、数字が大きい程、紙が厚くなります。135kは官製はがきよりやや薄く、180kは官製はがきよりやや厚くなります。紙の種類で迷った場合は、想像している紙質に近い見本か、仕上がりのイメージを担当者に伝えて提案してもらうことをおすすめします。

4)色数

色数は、カラーやモノクロといった表現でも伝わります。印刷業界では、カラーを4c(4色)、モノクロを1c(スミ1色)という表現を使用します。たまにチラシなどで朱色1色のものもありますが、その場合は「特色1色」と表現します。

表面と裏面で色数を変えることも可能です。チラシの表面はカラーで、裏面をモノクロで印刷などの発注も対応できます。

※冊子の場合は指定のページのみ色替えなどが出来ない可能性あるので要相談

5)加工

加工も種類が多く悩む工程の1つです。

〇折加工

〇製本

〇穴あけ

〇ナンバー入れ

〇封入

〇ラベル貼り

〇仕分け作業

〇その他

折加工や製本をとっても、様々な種類があります。簡単なものから、二つ折り加工、三つ折り加工、中綴じ製本や、無線綴じ製本などがあります。その他にも様々な加工があり、出来る出来ないは会社によっても異なる為、用途にあわせて質問してみることをおすすめします。

中綴じ製本と無線綴じ製本についての参考

6)印刷データ

印刷用データは、2つのパターンに分けられます。

①デザイナーや印刷会社に原稿を渡し版下を制作する場合

②ご自身で作ったデータを印刷する場合

印刷用データでよく利用されるのはillustratorですが、デザイナーや印刷会社の制作以外では一般的に使用している人は少ないのではないでしょうか。

①の場合は、どんな内容、イメージにしてほしいか伝え印刷データを作成してもらう。

②の場合は、ご自身で制作したデータを印刷会社に送るのですが、作成したアプリケーションによっては、文字化けやズレが生じることもあるので、PDFに変換してデータを送ることをおすすめします。画像などを埋め込んでいる場合は、画像の画素数が小さいと印刷時に粗くなるので注意が必要です。

 

最後に・・

印刷物の発注は慣れないと少し難しいかもしれないですが、弊社では、印刷データの作成から複雑な加工まで一括で行っています。分からないことや相談したいことがありましたらお気軽にお電話またはメールでお問い合せください。