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データはOKでも印刷できない?よくある原因

お客様が作成したデータをそのまま印刷できる!というわけでなく、様々な問題があったりする場合もあります。よくある原因をまとめてみました。

RIP(製版処理)でエラーになる原因

オフセット印刷(注1)では、入稿データをRIP(リップ)というシステムに通して網点データ(CTP版を出力するためのデータ)に変換します。ここを通らないと印刷版が作れません。

  • カラーモードがRGBのままになっている
    画面表示用の「RGB」データが含まれていると、印刷用の「CMYK」に分解できずエラーになるか、RIP側で強制変換されて意図しない色化け(極端に沈んだ色など)を起こします。
  • 特色(スポットカラー)の指定・名前の不一致
    DICやPANTONEなどの「特色」がデータに残っている場合、指定の版数(4色プロセスなど)と合わずにRIPで弾かれることがあります。
  • プロセスカラー(CMYK4色印刷)の予定なのに、不要な特色(スウォッチ)が残っている。
    特色印刷の場合同じ特色を使っているのに、名前の表記違いがあり別々の版として認識されてしまう。

注1.オフセット印刷とはインキを一度ゴム製のローラー(ブランケット)にうつしてから紙に転写する印刷方式

物理的に印刷不可能・品質事故になる原因

RIPは通っても、物理的な制約で「このままでは印刷または製本できません」と印刷会社からストップがかかるパターンです。

  • 塗り足しがない
    仕上りサイズピッタリでデータが作成されていると、断裁時のわずかなズレでフチに白い線(紙色)が出てしまいます。
  • 総インキ量(TAC値)のオーバー
    CMYKの各色を足した合計値(総インキ量)が高すぎると、オフセット印刷ではインキが乾かず、裏写りや紙の貼りつきが起こりやすく印刷が難しくなります。
  • 線幅が細すぎる(ヘアライン)
    線幅の設定が0ptや0.001pt(いわゆるヘアライン)になっていると、画面上やオフィスプリンターでは印刷できても、オフセット印刷の版には刷り出されず消えてしまいます。

データの構造・保存形式の原因

  • リンク画像の破損・パスの切れ
    画像が「リンク」配置されているのに、入稿データに画像ファイルが添付されていない(リンク切れ)。または画像データ自体が破損しているケースです。
  • 透明機能・シャドウ効果の不具合
    イラストレーターやインデザインの「透明効果」「ドロップシャドウ」「乗算」などが複雑に重なっていると、PDFに書き出した際に画像の境界線が見えたり、ラスタライズ処理(画像化)に失敗して印刷結果が崩れたりします。

まとめ

上記を踏まえ入稿前にもう一度チェックしてみましょう。
弊社ではデータ制作もできますのでお気軽にご相談下さい。