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広報誌レイアウトの基本を考える
広報誌とは企業や団体、自治体などが経営方針を周知したり、情報を知らせたりするために発行する物を指します。
皆さんがよく目にするのは市が発行する市報でしょうか。学校新聞や公民館便りなどもありますね。
広報誌を制作する際のポイントはいくつかあります。今回は広報誌レイアウトの基本についてご紹介いたします。
誰に何を伝えたいのかを明確にしましょう
読者に合わせたデザインやフォント、色彩はとても大切です。目的が明確であれば、それに合ったレイアウトを選ぶことができます。
企業ならば企業カラーを基本ベースにデザインをしたり、取り扱ってる商品が何かによってイメージに合うデザインをするとかですね。企業カラーはイメージ定着に非常に役立ちます。例で挙げると携帯電話の大手キャリアのロゴです。「赤」「オレンジ」「白」とくればどの会社かすぐに想像できますよね。
手に取ってもらう=表紙が重要
表紙にはタイトルロゴや写真を魅力的に配置し、興味を持ってもらわなければ始まりません。
凝った表紙は雑誌だけで十分じゃない?と思うかもしれませんが、オフィシャルな広報誌も表紙が魅力的ならば読んでみようという気になるのではないでしょうか。
本文の情報量に気をつけよう
本文は伝えたいことがたくさんあっても紙面にぎゅうぎゅうに詰め込まれていては開いた途端に、後で読もうとそのまま閉じられてしまうこともあります。
小さすぎる字は視認性もあまり良くなく、一方で大きい字は載せられる情報が少なくなってしまいます。
行間もつまり過ぎては息苦しく感じるし、開きすぎていても視線の移動が大きくなりどこを読んでいたか見失いやすくなります。
どの年代の方も見やすい文字サイズ・行間にするのは当然ですが、文字ばかりでは目線が字の上を滑って行ってしまうかもしれないので写真やイラストを配置して視覚的に記事の内容を印象付けることも大切です。
写真やイラスト・表等で飾れば文字だけでは伝わらない情報もなお伝えやすくなります。
それに加えて、メインの大きな見出しを作り、中見出しで項目を分けるなどメリハリをつければ、たとえ1色の印刷物でも何の記事かすぐに伝わり読みやすくなります。
多種多様な色を使ったカラフルな誌面にするか、落ち着いた色合いの紙面にするかはターゲットに合わせて決めることをおすすめします。
後は余白です。ページの隅々まで使っていると情報満載と感じるし、白い部分が多いと落ち着いた印象を持たせることができます。どちらもやりすぎは良くないですが、全体を統一すればこういう路線の紙面なんだと思わせることもできます。統一感はとても大事です。
目次も意外に大切です
目次は掲載している情報を端的に載せるだけと思われがちですが、みなさん意外と見ます。
誌面の目次を読んで「こんな記事があるんだ。こんな本(雑誌)興味ないけどここだけ読んでみよう」と思ったことないですか?
読ませたい記事を目立つように配置すれば読んでもらえる率は上がります。
弊社では自治体の広報誌や、企業の広報誌など「伝える」ことを得意としております。制作について何かございましたらお気軽にご相談ください。