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紙の本にしかできないこととは?

突然ですが質問です。

本を読むときは「紙派」ですか?「電子書籍派」ですか? 

 

紙の本には紙の良さ。電子書籍にはデジタルの良さが存在します。

例えば、電子書籍のメリットを挙げてみましょう。

  • 紙本よりもディスカウントがあり安く購入することができること
  • 積み上がった本をしまう場所に悩むことがなくなる
  • 「しおり機能」や「辞書機能」「マーカー機能」など便利な機能が読書タイムを快適にする

これは電子書籍にしかできないことですね。同じように、紙の本が優れていることもたくさんあります。今回は紙の本のメリットをご紹介します。

 

紙の本が優れていること

1.複数の書籍を同時に広げられる

調べ物や勉強の際に本を読む場合、複数の本を広げることがあります。 紙の本と違って、電子書籍は同時に広げることができる本の数は 端末の数に依存することになります。 ですが、紙の本の場合、置く場所の面積の制約はありますが、 机が広ければいくらでも広げることができます。 そのため、私は調べ物や打ち合わせのときは紙の本を、小説や漫画などを読む際には電子書籍と用途別に使い分けています。

 

2.電子書籍に比べて目が疲れにくい

現代では普段からスマホやパソコンなどの電子機器に触れている時間が長い人が多いです。そのため、長時間の集中が必要な読書に電子書籍を使用してしまうと、目が 疲れすぎてしまいます。私自身も電子書籍で読書をしていると、目が疲れているなと感じることが よくあります。

 

3.「電子書籍化不可能!?」紙媒体ならではの仕掛けを味わうことができる

電子書籍派が増えていき、最近ではオーディオブック派も聞くようになりましたが、紙にしかできないことが注目を集めています。印刷会社に務める筆者が「さすが!」と膝を打った本をご紹介します。

・世界でいちばん透き通った物語

(読み終わったあとに、何度も何度もページをめくり「すごい!」を連呼しました。この本を書いた作家さんや編集者、校正、校閲者の凄さや努力、気概を感じ震える作品です)

・逆転美人

(この本も読み終わると同時に、何度も何度もページをめくります。ただ驚かせるための仕掛けではなく必然性がある点がとてもおもしろい作品です)

詳細を書くとネタバレになってしまうため内容をご紹介できないのが残念ですが、どちらも紙の本にしか味わえない感動があります。

 

まとめ

利便性ゆえに電子書籍を愛用している人も増えていますが、ページをめくる感覚や、質感や匂いなどは紙にしかない魅力です。

・場所は取るけど、並べて飾ることができる

・読み終わるまで、ずっと手でめくるから読み終わったあとに愛着が湧く

・好きなしおりを挟んだり、ページが折れないように大切に扱う

・感動する本に出会えたとき、誰かに共有したくて貸してあげることができる

こう書くと、紙の本の不便さが実は魅力なことにも気づきます。

 

弊社は、紙媒体や電子媒体の「良さ・不便さ」「得意、不得意」「向き・不向き」を多角的に検討し、お客様の目的に少しでも近づけるような提案を心がけています。

「この情報を届けるときはどうしたら良いだろう?」などお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

手段よりも目的からプロモーションを定めることでクライアントにとって効果的なご提案を行います。