2024年9月23日、大分県大分市にあるおおいた動物愛護センターで「親子ふれあい動物フェスタ」が開催されました。9月の動物愛護週間に合わせて毎年開催されるこのイベントは、動物と触れ合い、楽しんで動物愛護について考えてもらえるイベントです。

当日は、朝10時から午後4時まで、さまざまなプログラムが行われました。大分県獣医師会主催で長寿犬・長寿猫の表彰式が行われ、長年にわたり家族の一員として愛されてきたペットたちが紹介されました。20歳の長寿犬、23歳の長寿猫をはじめ、県内のご長寿犬・猫が集まっていました。みんな飼い主さんに優しく抱っこされ日ごろから愛情をいっぱい受けて暮らしていることが分かりました。譲渡猫のフォトコンテストの表彰式も行われ、新しい家族を見つけたセンター出身の犬猫たちの幸せそうな写真が出るたびに会場からは「かわいい！」の声が上がりました。

イベントの目玉の一つが、ドッグトレーナーによる「災害時に役立つしつけ教室」でした。参加者の皆さんは、犬の基本的なしつけ方法を学びながら、トレーナーさんと愛犬によるデモンストレーションに興味津々で見入っていました。

動物愛護センターでは、月に2回、トレーナーさんによるしつけ教室を開催しています。今回のイベントで興味を持たれた方や、まだ参加されたことがない方も、ぜひ次回の教室にご参加ください！愛犬との新しい絆づくりのヒントが見つかるかもしれませんよ。

また、獣医師体験教室も大人気のプログラムです。小学4年生から6年生を対象に、午前と午後の3回に分けて行われ、参加者は実際に獣医師の仕事を体験しました。動物の健康チェックや簡単な診察を通じて、子どもたちは動物の健康管理の重要性を学びました。

屋外広場では、ワンちゃんの体脂肪測定や飼い主さんのヘモグロビン測定、ベジチェックなどが行われました。これらのプログラムは、ペットと飼い主の健康を一緒に考える良い機会となりました。また、グルメスペースでは地元の美味しい食べ物が提供され、多くの家族連れで賑わいました。

さらに、ボランティアスペースでは、動物保護活動に関する情報提供や、実際に保護された動物たちとのふれあいが行われていました。参加者は、動物愛護の現状や、保護活動の重要性について学ぶことができました。

このイベントを通じて、多くの親子が動物とのふれあいを楽しみながら、動物愛護の精神を学びました。おおいた動物愛護センターは、今後もこのようなイベントを通じて、地域社会における動物愛護の意識を高めていくことを目指しています。

親子ふれあい動物フェスタは、動物愛護の大切さを再認識するだけでなく、家族で楽しい時間を過ごすことができる楽しいイベントです。皆さんも改めて保護犬・保護猫という選択、動物愛護について考えてみませんか？