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フリーペーパーが出来るまで
デジタル化が進む中、マンガや雑誌も次々とオンラインで楽しめるようになっています。 そんな時代だからこそ、気軽に手に取れて、サッと読めるアナログのフリーペーパーには特別な魅力があります。
いづみ印刷では、フリーペーパー「てくてくぷらす」を発行し、ポスティングによる配布を行っています。
今回は、その「てくてくぷらす」がどのように作られるのかをご紹介します。
~ミーティング~
発行日の約2か月前から、営業担当と制作担当が集まり、企画会議を行います。
・特集のテーマは何にするか?
・巻頭記事の内容はどうするか?
・新しい情報やトレンドはないか?
これらを話し合いながら、読者の皆さまから届いたアンケートハガキの声も参考にしつつ、内容を決定していきます。
たとえば、新春号の巻頭特集と表紙は「明るく元気になる表紙」をテーマに設定。 今年は臼杵市内の小学校ミニバスケットボールクラブにご協力いただきました。
また、広告掲載の企画についても、季節や行事に合わせて決定します。 新春号では、フリーペーパーならではの人気企画「新春グルメ」や、新年のご挨拶や初売り情報を紹介する「新春ガイド」を掲載しました。
~校正から校了まで~
まず、お客様にご提案するための営業ツール(A4チラシ)を作成。 それを持参して訪問したり、メールでご案内したりしながら営業活動を行います。
広告掲載が決まると、クライアント(お客様)と掲載内容について打ち合わせを行います。 この際、クライアント様のご要望をしっかりとヒアリングすることが非常に重要です。
その後、ヒアリング内容をもとに原稿を作成し、制作チームがデザインや編集作業に入ります。
こうして、1つの「てくてくぷらす」が形になっていくのです。

★写真の位置や文字の大きさや色も記入します
~制作の流れ~
①【原稿入稿】 掲載する文章や写真を整理し、制作の準備を整えます。
②【デザイン制作】 整理した原稿をもとに、紙面のデザインを作成していきます。
③【初校正】 完成したデザイン案をお客様に確認していただきます。
④【修正対応】 修正のご要望をお伺いし、デザインを調整します。
⑤【再校正】 修正後のデザインを再度ご確認いただきます。
⑥【校了】 最終的な確認を経て、お客様からOK(校了)をいただきます。
校了の締切日までに承認を得られないと発行に間に合わなくなるため、締切が近づくと社内も緊張感が高まります💦
また、広告ページ以外にも、キッズ写真やペット写真のコーナー、ツーリング&ドライブ特集なども同時進行で制作を進めていきます。
~最終チェック(検版)と製品完成まで~
全体のページレイアウト(台割)を決定し、校了後のデザインを普通紙に印刷(出力紙)して最終チェックを行います。
出力紙を使って以下の点を確認します。
✅ 誤字脱字、漢字、送り仮名、文章の内容チェック
✅ 電話番号の正誤確認、QRコードの読み取り確認
当社では10人以上のスタッフが検版を担当し、細部まで入念にチェックを行います。
このように、丁寧な工程を経て「てくてくぷらす」は完成し、皆さまのもとへ届けられるのです。
検版を修正した後、次は製品に近い用紙でプルーフ印刷を行います。
〜プルーフ印刷のチェック〜
これは、最終確認の大事なステップです。修正がきちんと反映されているかをしっかり確認します。特に写真については、人物の顔色など細かい部分にも注意を払いながらチェックします。
すべての確認が終わると、いよいよ本印刷へ進みます。
印刷が完了した後は、製本(中綴じ)加工をして、ようやく「てくてくぷらす」が完成します。
その後、ポスティング会社やシルバー人材センターの皆さんにご協力いただき、ポスティングや、サンリブ・マルショク様に設置して、読者の皆さんの手元に届けられます。
こうして、ひとつひとつ丁寧に作業を進めていき、最終的に皆さんの手に届く「てくてくぷらす」が完成します。これからも、より良い内容をお届けできるように、日々努力していきますので、楽しみにしていてくださいね!